現金以外の資産にフォーカスする大切さ
ビジネス書、自己啓発書ってどれも同じこと書いてるでしょ。だから飽きちゃって読まない。という人がいます。
同じこと書いているからこそ面白いんですよ。と私は言いたいです。
違った分野で成功したひとが大事だと思ったことを本にして、しかもベストセラーになっている。
それは再現性の高い成功方法ってことです。
しかも一字一句同じ言葉ではなくて作者によってニュアンスに違いがある。
こういった事柄に気が付くとわたしはお宝にヒットしたような喜びを感じます。
下の3つの本では現金以外の資産にフォーカスする大切さを語っています。
・1996年スティーブン・コヴィーの世界的名著「7つの習慣」
・2016年リンダグラットンのヒット作「LIFE SHIFT」
・2018年小暮太一のベストセラー「働き方の損益分岐点」
スティーブン・コヴィー『7つの習慣』
「7つの習慣」は、人生における成功の法則を7つの項目に記した世界的名著です。
第4の習慣において、信頼のレベルを表わす表現として信頼残高という言葉が使われている。
信頼残高の口座はヒトとヒトが接点を持った時には自然に開設されます、というのがおもしろい表現だと思ったのを覚えています。
信頼残高を増やすための方法として、6つの方法を紹介しています。
1つ目は「相手を理解すること」
2つ目は「小さなことを大切にすること」
3つ目は「約束を守ること」
4つ目は「期待を明確にすること」
5つ目は「誠実さを示すこと」
6つ目は「信頼残高を引き出してしまったときは、誠意をもって謝ること」
『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』
リンダ グラットン
3つの無形資産=生産性、活力、変身
無形資産というのは見えないものですが、これは3つあります。まずは所得を得るための「生産性資産」。「価値の高い知識を増やしているか」自分に問う必要があると言います。
次に長く働かなければいけないので、「活力資産」心身の「健康」を維持するための資産です。単に健康なだけでなく、バイタリティーを保つために家族関係も含めた「バランスの取れた生活」が必要といいます。
あとは変化に柔軟な姿勢でいられるという、これは「変身資産」と言っています。自己を変革できるという無形資産を持っていればとても強みになり、絶えずはつらつとすることができるのです。
ようするに、変化に対する柔軟さと積極的に新しいキャリアプランを築こうとする変身能力ということです。
具体的には自分に対する知識・多様性に富んだネットワーク・新しい姿勢に対して開かれた姿勢を持つことの大切さを言っています。
『働き方の損益分岐点』 小暮太一
会社の資産は増えても個人の資産は増えないように設計されている資本主義社会において会社に左右されない自分資産を積み上げる働き方を推奨しています。
具体的には下のような働き方が自分資産を積み上げるコツです。
・労働力を「消費」するのではなく「投資」して将来の土台を作る
・賞味期限が長く使用価値の高い、知識・経験を身につける
・資産を土台にしたはたらき方を目指してコツコツ積み上げる
そして目指すべきゴールは
100の仕事を100の労力でするのではなく、
100の仕事を20でできるように
80の土台となる資産を作る