行動科学の力で継続の壁を超える

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Voicyのサウザーラジオ、パーソナリティーのサウザー氏が勤め人をdisるときによくつかう言葉に「勤め人脳」という単語があります。

 

これはサラリーマンがしがちな思考パターンを小バカにした言葉ですが、逆に考えると
この思考パターンと逆の考えを習慣づけると勤め人からの卒業が見えてきます。

 

今回は「勤め人脳」の代表的な思考パターンである時給換算からの卒業と具体的に行動を継続する方法を書きます。

 

 

時給換算からの卒業

 

勤め人はレベル1でも飢えない給料がもらえるが事業化の底辺は全く稼げない


資本主義において勤め人に支払われる給料は成果に応じたお金ではなく、明日も元気に働くための経費です。だから新入社員でなにも利益を出していなくても生きていくのに必要なお金がもらえます。

 

でも雇い主がいない事業家は、時間や労力をつぎ込んでも全くお金にならない投資の段階があります。

 

この赤字たれながし状態の期間を乗り越えたひとだけが生き残っていけるのが事業家の世界です。

 

時給換算で考える勤め人脳では耐えられない、やった分だけの見返りが得られる保証はまったくない段階を超えるにはどうすればよいか考えてみます。

 

勤め人と事業家の思考パターンの違い


勤め人の思考パターンが大嫌いなサウザー氏が面白い比較をしています。

 

勤め人/横並び志向
事業家/人と違うことをする

 

横並び志向だと「なんで利益でないのに続けなきゃいけないの?」「時給1,000もらわないと損だ」とか思ってしまいそうです。

 

勤め人/やれと言われたことを我慢してやる
事業家/好きなこと、楽しいこと、勝てることに突っ込む

 

モチベーションの源泉がムチかアメかの違いです。
事業家はお金が得られなくても好きなことをやっている満足、もしくは将来手に入る成果を信じて頑張れるのです。

 

つまり勤め人と事業化では考え方が根本から違います。


ですのでその結果違った行動をとり、得られる結果も違うものになるのだと考えます。

 

目の前にある成果の出ていないことにどう取り組むか
たとえば、ビジネスで時給換算して割に合わない作業を何日もしなければいけなかったり、PVが伸びないブログの記事を書く気力がでてこなかったり、副業で収入を得たいのに赤字が続いている状態では何のためにしているのかわからない時が来るかもしれません。

 

くさりにつながれた象

 

サウザーラジオ、パーソナリティーのサウザー氏は「不確実なことが継続できないのは未来への希望を持てないから、頭の中に人参を思い浮かべて頑張るしかない。」と言います。

 


この話を聞いて思い出したのは「くさりにつながれた象の話です」。
未来への希望がつながれたくさりに負けてしまっている状態を想像してしまいます。
本当はくさりを解き放つ力があるのに。

 

くさりにつながれた象の話をご存知でしょうか?

 

子供のころ、まだちからが弱い象ををくさりでつないでおくと最初のうちは、何度もくさりを外そうとしますがしだいに諦めます。

 

そうして育った象は大きくなって簡単に鎖を引きちぎることができるのにそうしない。逃げだすこともできるのに、動かない。

 

なぜなら“くさりをつながれると、動けない。”と思い込んでしまっているからです。

わたしはこの話が好きです。

 

 

多くの人が色んな言い訳で「仕事+α」の継続をやめてしまうと言います。
「どうせだめだ」「続けられるのは文章書くのが好きだからだ」「今は仕事が忙しいからやめておこう」「諦めも肝心だ」といった具合に。

 

 

具体的に行動を継続する方法


すぐに成果の出ないことに継続して取り組むことが方法として「行動科学」に基づいた手法としてがあります。


具体的にはアフター行動リサーチです。

 

自分が取り組んでいる行動に進んで取り掛かれないときは、できた時のメリット(充実感)と、できなかった時のデメリット(罪悪感)を想像するようにします。

 


そうすると嫌な気持ちを感じたくない、やれば充実感を感じられるんだと思い行動に取り掛かることができます。

 


行動科学については以下の本が分かりやすくておススメです。

新版「続ける」技術 (Forest2545Shinsyo 41) (フォレスト2545新書) 新書 – 2011/7/8
石田淳 (著)