『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が素晴らしすぎる Part1

 

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『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』

 

今現在も増刷され人気の書籍「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」(2002年12月初版)著者:橘玲をご存知でしょうか?

 

お金持ちになりたい人だけでなく、お金を無駄に減らしたくない人は絶対に読んで損はない本だと思います。

 

あまりに面白い本だったのでこの本のすばらしさを語らしていただきます。

この本は難しい話を簡単に説明してくれている点も素晴らしいと思います。
ご家族・パートナーやお子さんなど金融リテラシーを高めてほしい人がまわりにいればプレゼントしてほしいような本でした。

 

「金持ちになりたい」という夢が、凝縮された一行の方程式

 

世界じゅうのひとびとを魅了してきた「お金持ちになるための方程式」というものが存在します。
たった1行に表せる数式で、非常にシンプルなものです。それは、、、

資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)です。

 

つまり

 

・収入を増やす
・支出を減らす
・運用利回りを上げる

 


だというのです。その証拠に
世の中に溢れるお金持ち本は上の3つに分類できます。


例えば、、、

 

・出世する男のたった3つの法則

 

・〇〇万貯めた節約術

 

投資信託で老後資金準備する

 

といった感じです。

 

ふーん、当たり前じゃん。まあそうだよね。と思ったそこのあなた。あなたは実際にどんなことをされているでしょうか?そしてその方法は適切でしょうか?

少しでも疑問を感じた方はきっとこの本を楽しんでいただけると思います。


目次だけでも面白い


この本は素晴らしすぎました。特にpart1は一見当たり前のようでできていなかったことの気づきがたくさんありました。きっと浅ーくしか考えていなかったんだなあと反省しきりです。

 

20歳のころの自分に読ませたい本NO1になりました。
でも今読んだからこそ、腑に落ちて心に深く入ってきたのかもしれません。

 


本の内容をまとめるよりもPart1の目次を見ていただいたほうがこの本の素晴らしさがわかると思います。

 

日本人の5人に1人でもこの本を読むことになったら日本の将来は変わるのではないでしょうか?

 

Part1 人生を設計するための知識


世界にひとつしかない金持ちの方程式
ルール1 純利益の確保こそが重要である。
ルール2 複利の資産運用では、わずかな利回りの違いが大きな差を生む。
ルール3 十分な元金がなければ運用しても意味がない。
ルール4 収入を増やす確実な方法は働き手を増やすこと。
ルール5 他人への投資と自分への投資を天秤にかけよう。
ルール6 サラリーマンが金持ちになる方法は3つある。
ルール7 確実に金持ちになる方法は支出を減らすこと。
ルール8 家計のリストラは住宅コストと生命保険から。
ルール9 投資のコストに気づかない人は金持ちにはなれない。
ルール10 最速の資産形成法は税金を払わないことである。

 

誰も知らない資産運用の常識


常識1 投資をしないのが最高の投資である。
常識2 バブル崩壊で日本人は豊かになった。
常識3 日本人は大きなリスクを取ってきた。
常識4 不動産を買ったら、資産運用はそこで終わり。
常識5 長期投資が成功するとは限らない。
常識6 資産運用の専門家は資産運用理論を無視している。
常識7 経済学者の予測は当たらない。
常識8 適正株価は誰にもわからない。
常識9 チャートで未来は予測できない。
常識10 短期投資は最高のギャンブルである。

 

どうでしようか?自分は金融の知識あるよ!ってかたはすごく簡単なことばで書かれたそれぞれの項目についてどの程度お話できるでしょうか?

 

誰も知らない資産運用の常識の章ではグラフや図解をたくさん使ってくれて大変わかりやすかったです。

 

現在iDeCoや積立NISAが流行っていて、非課税でいい制度!と飛びつく人が多いです。
でもわたしはこの章を読んで投資は確定拠出年金だけにしておこうと決めました。

 

これから家を買う人・保険を見直す人・投資をする人は必見の書です


この本を読んでからファイナンシャルプランナーの資格持ってるけど金融業界で働いてはいないって人に「本にこう書いてあったんだけどどう思う~?」って聞いてみました。


そうしたら、そのファイナンシャルプランナーがいかに知ったかぶりかがわかってしましました。

 

いい勉強したなーって心から思えた本でした。

 

これから、持ち家か賃貸か?医療保険や生命保険はどうするか?投資ってどうなのって勉強するときに本を読んだり人に聞いたりすると思います。


それぞれの本や人は立ち位置によって発言にバイアスがかかりますが、この本は最高の知識を持った作者が中立な立場からお金をムダにしないための知識を教えてくれます。

 

まよわずにポッチっとしていい本です。

聴くだけで勤め人が嫌いになるラジオを高給ホワイトサラリーマンの立場から聞いて気づいたこと

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サウザーラジオの勤め人Dis

 

Voicyのサウザーラジオを聴いたことはありますか?

 

サウザー氏はは勤め人を辛口でdisります、正確に言うと勤め人の思考回路を「勤め人脳」とよんで、そんな考えに染まったら資本主義の罠に落ちてしましますよ。とdisります。

 

いわゆる高給ホワイトサラリーマンといえる属性の視点で聞いたサウザー氏の「第49話、50話聴くだけで勤め人が嫌いになるラジオ その1、2」への気づきを書いてみます。

 

けっしてサウザー氏の例はブラック特有のものではないことがわかりました。

 

サウザー氏は勤め人のココが嫌い
・営業の数字が達成できない社員へのパワハラ(デスクを蹴る・椅子を投げる)
・社員旅行での若手の余興を強制
・社員を怒るのが楽しいという価値観に染まった上司
・いい女、いい車、いい飯が幸せという思想

 

サウザー氏は上記のブラック状態は好景気に覆い隠されているだけで自分の会社はそんなブラックではないという人も他人ごとではないといいます。

 

景気が悪くなったりすると会社は勤め人いじめを行う。

そうならないために今から準備をしましょう。具体的には商品を持ちましょうと主張します。

 

高給ホワイトサラリーマンの立場から同意と反論

 

サウザー氏の例はいかにもブラック企業といったイメージです。これってどこの闇金?と感じてしまいます。

 

しかしサウザー氏が勤めたブラックと呼ぶ金融企業は世間ではある程度名の知れた会社だとも聞きます。

 

金融機関はこのような文化の会社が多いのでしょうか?

 

私はサウザー氏の上げた例は経験したことがありませんが、表現方法が違うだけでコンプライアンスに厳しい会社でも同じようなことが行われている!と感じました。
以下にまとめます。

 

>営業の数字が達成できない社員へのパワハラ(デスクを蹴る・椅子を投げる)
→言葉で追い込むことをします。「見込みがショートしそうなんだ、じゃあ代わりにどこで数字を作ろうか?」「計画にあと20%足りないね。20件で1%ずつ売上先を積み上げしてみて」

 

>社員旅行での若手の余興を強制
→飲み会での若手への接し方や上から目線の質問をしているのを見て、絶対若手は楽しくないだろうなーと思うことがあります。

 

>社員を怒るのが楽しいという価値観に染まった上司
→薄っぺらい経営者意識を楽しそうに語っているのを見てうすら寒い思いをすることがあります。

 

>いい女、いい車、いい飯が幸せという思想
→自分の理想のくらしが相手にとっても理想だという狭い考えを持ってるおじさんは多いと思います。

 

 

勤め人脳にならない擦り減らないサラリーマンを目指す

 

結局ブラックでもホワイトでも人間は強いストレスを感じると「弱いものが弱いものを叩く」構造になってしまうのだと思います。

サウザー氏は日本の景気が悪くなったらブラックじゃなくても同じようなことが起こるから勤め人を卒業する準備をしなさいと言います。

 

勤め人を卒業して起業する気持ちはない私としては自分の心を守るため、自分より立場の弱い人たちにやさしくいるため勤め人のストレスに追い込まれないすり減らない勤め人を目指します。

有形資産から無形資産へのライフシフト

 

結論

 

Voicyのサウザーラジオ第103話で2017年ビジネス書大賞準大賞の良書、LIFE SHIFT(ライフ・シフト)著者 リンダ・グラットンが取り上げられました。

 

ライフ・シフトには有形資産(金銭)から無形資産(友人、知識、健康)への移行が起こるということが書かれており100年間の人生をどのように過ごすかに注目されていました。

 

本書では無形資産の重要性が増すので有形資産とのバランスを取りなさいと訴えています。


本書では書かれていない無形資産からお金を生む生き方を考えてみました。


100年時代の根拠


わたしたちの将来を大きく変化させる要因に寿命の延びがあります。

2017年日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳です。

 

わたしたちはそれくらいまで生きるのでしょうか?

 

いいえ、もっと長生きすると思われます。


なぜならこのデータには今を生きるわたしたちに当てはまらない点があります。

・このデータには生まれてすぐに亡くなる可能性も含んでいる
・現在すでに高齢の世代も対象にしており、医療技術の進歩などによる平均寿命の伸びを考慮していない

 

ですから今を生きる私たちは「平均余命」参考にして将来を考えるのが適切なのです。
たとえば1987年生まれの人は50%の確率で99才まで生きるそうです。


参考:
1967年生まれ=92〜96歳
1977年生まれ=95〜98歳
1987年生まれ=98〜100歳
1997年生まれ=101〜102歳
2007年生まれ=104〜107歳

 

さらに医学の進歩にについて無視することはできません。
日本人死因ランキングの1位、現在約3割がガンで死亡していますが、ガンは医療の進歩が最も早い領域であり、企業の研究開発費が大量に注ぎ込まれている分野でもあります。

 

働き方はどう変わるか?
ライフシフトのなかに働き方について注目した文章がありました。

・今や企業の平均寿命は23年程度
・起業しても60年同じビジネスを続けるのは容易ではない

 

サラリーマンもフリーランスもどちらを選んでも決して安泰の状態にはならないこれからの時代、著者は「リ・スキル」の重要性を唱えます。

 

リ・スキルが必要なのはと1つの職を終えた後新しいスキルを学びなおして全く別の仕事につくという働き方が必要になるからだといいます。

 

ここで、それって結局働き続けるってこと?死ぬまで引退はするなってこと?と思ってしまうかもしれません。

 

わたしも、「リ・スキル」とかカッコいい響きだけど「再就職」のことなんじゃないの?って思ってしましました。

 

リ・スキルと再就職、は大きくは違わないように思いますが大事なのは今より長く働き続けないといけない時代は避けられそうにないから、少しでも楽しめるように準備をしておこう、マインドを切り替えようということなんだと思いました。


ライフシフトは有形資産から無形資産っていうけれど


ライフシフトでは100年時代を過ごすために金銭的な有形の資産と家族や友人関係、知識、健康といった見えない資産、「無形資産」とのバランスをとることがますます重要となるといいます。

 

金融資産や不動産といった有形資産と異なり、「無形資産」は聞きなじみのない言葉ですのでまとめます


無形資産をつくる3つの要素・・・生産性資産、活力資産、変身資産


生産性資産
生産性や所得、キャリアを向上させるのに役立つ資産のこと
・スキルと知識
・仕事仲間
・評判


活力資産
幸福感と充実感を与えてくれるもの、やる気をかきたて、前向きな気持にさせてくれる活力の源。

・健康
・バランスの取れた生活
・友人関係


変身資産
人生の途中で新ステージへの移行を成功させる意思と能力のこと。
・自分についての知識
・多様性に富んだ人的ネットワーク
・新しい経験に対して開かれた姿勢

 

 

作者はお金(有形資産)だけでなく無形資産をためることが大事といっています。

ここで私が思ったのは無形資産こそお金に換えられるんじゃない?ってことです。

 

 

例えばこんな感じです
生産性資産…SNSで発信を続ける80歳が
活動資産…毎年世界の海をサーフィンして回ってみつけた
変身資産…最高のロケーションにショップをオープンする

 

 

これはほんの一例ですが無形資産からお金を生み出すときいてわたしが真っ先に思い浮かんだのは、働かないで世界を飛び回り結婚もしたプロ奢ラレヤーさんです。


彼はそもそも有形資産をもたず仕事も持っていませんが、毎日やりたいことだけをやって生きていて経験を通じて得た資産を生活に換えています。

 

彼の生き方はとてもまねできない人がほとんどですが、今後、テクノロジーやメディアの進化を通じて一般的なレベルでも無形資産を通じて収入を得るケースが増えてくると思います。

 

100年時代を暗くとらえる声が多いですが無形資産を積み上げてむかえる将来は可能性が広がっている気がします。

老後に必要なお金を若いうちに蓄えるってナンセンス

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結論

老後に必要なお金はいくらかなんて誰にも分らない。

老後までに好きなことを商品にする方法をトレーニングしたらいい。

 

老後に必要なお金なんて考えてもわからない

年金制度発足時より15年以上寿命が延び、若者の数がへる日本で年金のみの老後生活を期待することはできません。

 

定年後に年金だけでは足りないお金を貯金しましょうという話をよく聞きます。

例えば85歳までお金に困らないで生きるのに4000万円必要だとして、4000万円を貯めたところで残高が減っていくのを気にしながら過ごすのはまっぴらです。

 

もし83歳になったときにまだまだ元気で100歳まで生きられますよとお医者さんに言われたらどうすればよいのでしょうか?

 

わたしは例え多くの時間は働けなくなっても+αの収入を得るトレーニングをすべきではない可と考えます?

 

現役の今こそ、生活はサラリーマンとして稼ぎ、+αの収入をえるトレーニングをするべきです。トレーニングといってもつらいことではなく、自分の好きなことを商品にしてお金に換える方法をいろいろ試してみるということです

 


労働者がお金に変換できる商品は、労働力のみという事実が意味すること


資本主義社会において労働者がお金に変換できる商品は、労働力のみです。労働者は労働力という商品を売ってしかお金を得る方法を持ちません。

 

これはとても恐ろしいことです。


100年時代の到来、しかも年金制度は期待できない。


私たちは生涯働き続けなければいけないのです。
労働者として100年働くことは不可能です。

 

その解決策として消耗しないサラリーマン+αという生き方があります。

 

将来の老人はどのように暮らすか

 

1960年、男性の平均寿命65.32歳。女性70.19歳の時に国民年金制度ができました。その後平均寿命は2017年男性81.09歳、女性87.26歳となりました。

 

年金制度が過去の水準のまま維持できる根拠があれば教えてほしいくらいです。

 

寿命が延び支出は増えますが年金収入、1ヶ月あたりに切り崩せる貯金は減ります。
労働力を売ることでしかお金をえられない勤め人の老後は次の3パターンです。

 

生活保護以下?の年金のみ(もしくは生活保護
②低賃金労働+年金
③資産収入+年金

 

①はいわゆる下流老人コースです。生きていられたらいいやと割り切って考える人はそれでもいいんでしょうが私は嫌です。

 

②はこれから増えてくる生き方だと思います。現在も駅の駐輪所や交通整理で働く人がいますし、今後老人を雇う職種も増えてくると思います。しかし残された貴重な時間である人生の終盤戦で労働力を切り売りする生き方はしたくありません。

 

③の資産収入+年金の生き方は今、悠々自適の老後を送っている老人のイメージです。
彼らは現役時代に金融資産や不動産を持つことに成功しましたが現在同じ方法はとるべきでありません。

 

なぜなら、金融資産は市場経済が成長していた時代だからこそ効果的でしたが今後も経済の成長が続くかは不透明です。

 

また不動産価格が上昇していた時代は終わりましたし、この人口減少時代に不動産を持っていいのは不動産から収益をうむビジネスモデルを持っている人だけでしょう。

 

実現可能性が高くこれからの時代に適した資産収入とは配当金や不動産収入ではありません。

 

自ら商品をつくりお金に換えるという生き方です。

 

好きなことを商品にしよう


+αの収入を労働力以外で得るためには商品を作るしかありません。

 

ここで「資産・労働力・商品」の関係を以下に図解でまとめました。あなたは「資産・労働力・商品」の下にどんな単語をいれたいでしょうか?

資産  ×   労働力   =   商品
工場  ×   機械工   =   車  
茶店 ×   バイト   =  コーヒーと空間
不動産 ×   リフォーム =  おしゃれな中古物件
頭脳  ×   執筆    =  ブログでアフィリ

 

年金だけではお金が足りなくなることが確実で、死ぬまで勤め人をやりたくなければ自分の商品をつくり+αの収入を目指すべきです

「昇進して昇給1500万」を選ばない理由

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結論

 

給料が増えても生活は楽にならない。それは労働力という商品の宿命です。

だからわたしは

自分の商品である「体力と精神力=労働力」を守り、
残った労働力で副業をするという道を選びました。

 

給料が5万増えても楽にならないのはなぜ?

 

給料が5万円増えると生活は楽になるのでしょうか?


NOです。マルクス資本論を解説するサウザー氏によると「勤め人が発揮するべき労働力が増える」だけで、永遠に楽にはならないのです。

 

給料は労働力の再生産コストなのです。
企業家が勤め人に払う給料は「明日も勤め人が元気に健康に会社に来て、労働力 を発揮するための経費にすぎないというのです。

 

50代のおじさんが20代の若手社員より給料が高いのは、家族を養うために服代・食費・家賃が高くなるからです。

 

会社は明日も元気に出社して働いてもらうための労働力再生産コストとして給料を払っているのです。

 

もし、同じ40歳で役職が変わって給料が増えたらそれでも楽にならないのでしょうか?
はい、楽になりません。

 

1000万まで横並び中級管理職で1500万の会社の実際


給与水準に恵まれていた業界で働く私の場合30代中盤で1000万まではほぼ横並び昇給することができます。年収が1000万あるのは恵まれていることは事実ですが満足していたかといえば全くそんなことはありませんでした。

 

理由は2つ。
税金の高さと好まなくても引き上げられる消費水準です。


税金の高さの例として年収1000万と600万では税引き後の手取りは253万しか変わりません。

 

消費水準が引き上げられるとは例えば会社の飲み会があると会費は9,500円です。さらにその飲み会はタクシーが必要になるまで続いたりします。

 

他にも、自分は興味がなくても高いスーツを着ていないと働く意欲が低いとみなされたりします。

 

また興味はなくても周りがいい靴を履いていて自分だけ量販店の靴をはいていることが気になってお金を使ったりしました。

 

出世をするとなおさらです。
出世レースに参加して向上心の高い社員に囲まれるとこの傾向はより顕著になります。
高級管理職へのやる気アピールはさらに重要度を増し、部下と同行したときにはご馳走するご飯のランクで評価されたりします。

 

きっと年収が1500万になっても出世レースに参加すると楽にはならないでしょう。

 

もし他の業種で部長クラスでも1,000万程度という業種で働いているなら絶対にやめたほうがいいと言えます。

 

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3つの戦略


給料は労働力の再生産コストです。

そこで私は自分の商品である「体力と精神力=労働力」を守り、残った労働力で副業をするという道を選びました。

 

この副業で得たお金は労働力の再生産コストではありません。例えば家賃、食事代、お風呂代などはすでに本業でまかなえているのですから。

 

実現するための働き方の戦略は次の3つです。

 

戦略1:労働力の再生産コストを奪う仕事を避ける

 仕事をさぼるという選択はしません。生活を守る、飢えないための給料を得るために成果は上げます。ただし、労働力の再生産コストを奪う下らないサービス残業や資料作成からは手を引きます。

サービス残業で心をすり減らし飲み屋でお金と体力を浪費してそれを回復するために温泉旅行。こんなの最悪です。

 

戦略2:これを我慢したら出世というワナにはかからない

 消耗しながら意味のない昇給を目指す意味はありません。
やりたくないことをやらない。簡単に幸せになれる方法です。

 

戦略3:時間を優先順位の上にする

副業の一番の敵は時間が取れずに辞めてしまうことだといいます。言い換えると時間さえ確保できれば夢の実現に近づけるのです。会社の飲み会は優先順位の一番下でいいのです。

 

こうしてまもった労働力(体力・精神力)を商品に変え、副業収入の「+α」を手にするのが私の選択した生き方です。

具体的にどんな副業でどう稼いでいるかは後日まとめます

勤め人は豊かになることはできない。転職しても同じです。それはなぜか?

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結論

資本主義のルール

ルール1:資本主義社会は商品の集合である

ルール2:労働者とは労働力以外にお金に換える商品をもたない

ルール3:給料とは労働力を再生産する経費である

Voicyサウザーラジオより

 

30代で会社を去った仲間に劣等感を感じる

 

30代同年代で会社を去る者もいました。こんな会社に未練はない、同業他社のほうがやりがいを持って働けそうなんだと言いました。

 

わたしは彼らが勇気があって正しい選択をしたように思えました。そして会社を出ることを選べなかった自分を恥じる気持ちもありました。

 

そんなことを考えながら過ごしていたある日のことでした。ちょうどその2,3日前のvoicyで知ったサウザーラジオという番組のパーソナリティー、サウザー氏は今まで考えもしなかったことを教えてくれました。

 

勤め人は構造上豊かになることはできない

 

どういうことだろう?


資本家が搾取してるってことだよね。と思い聞いていると、サウザー氏はマルクス資本論からとてつもなく明瞭なメッセージを伝えてくれました。

 

「勤め人をやってたらどの会社に行っても豊かにはなれないんですよ」と、その理由とは。

 

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勤め人が辛い理由は、労働力という商品しか持っていないからだ。資本主義とは、「商品の集合である」。商品の最も基本的な形は労働力だ。労働者は労働力という唯一の商品を給料と交換している(参考「資本主義の世界は商品の集合」)


この言葉は衝撃的でした。ものすごく端的な言葉なのに一点のほころびもなく今の社会にも通用する言葉。一気にこの番組に引き込まれました。


とくに自分は労働力しか商品を持たない労働者なんだという否定できない事実が自分の今後の歩むべき道を絞ってくれたのです。

 

商品を持たない労働者が進むべき道は?


そうだったんだ。今までわたしたち勤め人は仕事でバリューを出すだの課題を解決するだの提案型だの言ってきたが、その実は商品を持たない、いち労働者でした。


事業家に労働力を差し出して給料に変えてもらっていた労働者であることを理解すると会社を辞めて他社に行った仲間において行かれたわけではないと思えました。

 

また、退職勧奨を受けた先輩たちもコストの高い労働力であることは事実でした。
気持ち的には納得はいきませんが事業家からすると今回のリストラも合理的な経営判断だよなあと理解することはできました。


今自分がやるべきことは選ばなかった選択肢を悔やむことでではなく。勤め人として一生を過ごす人生を軌道修正することでした。

会社の甘い言葉に踊らされていたことを気づかせてくれたのはVoicyのサウザーラジオ

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結論


Voicyのサウザーラジオは資本主義社会でお金に困らない方法を再現性の高い成功方法でおしえてくれます。

voicy.jp

 

資本主義社会のきびしさに気づいていなかった理由

 

世間の終身雇用なんて終わったと言われるようになってずいぶん経ちます。
わたしは何となく「世知辛い世の中だなあ」と他人事のようで自分に都合の悪い言葉を真剣に考えていませんでした。

 

そして会社とともに成長していくんだと考えていました。しかし、今まで「一緒に成長しましょう」と言っていた会社が冷たく社員を減らそうとする様子に憤りを感じました。

 

しかしそもそも資本主義はそういうもので私の考えが甘ちゃん過ぎたのです。
それを気づかせてくれたのはサウザーラジオでした。


全社員の5分の1の人数、600人のリストラで会社を去る人と残る人をみて感じたのは、収入を会社に依存していると不幸になるということでした。

 

私が就職活動をした2000年代初期、終身雇用制度は終わったという言葉はすでによく言われていました。

 

それでも入社した会社は「ともに成長しましょう」と色んな研修パッケージを与えてくれました。自分の将来に期待をしてくれているんだと誇らしく思っていました。

 

仕事の責任も少しづつ大きくなり、良い会社で良い階段を上っていると実感できるような生活でした。

 

しかし、そこに訪れた今回のリストラは、ほんの少し前を行く先輩の階段が崩れるのを目の当たりにしているようでした。まるで会社の壮大なはしご外しでした。

 

一昔前は、昇進・昇給・成長・夢というエサにつられたラットレースも定年と老後資金というご褒美がありました。

 

しかし20代、30代と走り続けたところでぱっとほうり出されるのですから「昇進・昇給・成長・夢」をちらつかせる裏には何があるのかしっかり考えてこなかったことを反省してます。

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サウザーラジオとの出会いと決意


そんなとき出会ったのが資本主義のルールを面白く話してくれるボイスメディアVoicyのサウザー氏でした。

 

VoicyとはWebを通じて"イケダハヤト"さんや"はあちゅう"さんといったいわゆるインフルエンサーがパーソナリティーをつとめる音声プログラムです。

 

わたしは"イケダハヤト"さんや"はあちゅう"さんのことは名前は知っていて、本を出版されているのを本屋さんで気づくことが増え、なんでこんなに影響力があるのだろう、どんなことを言っているのかなと興味をもってしらべていてVoicyの存在を知りました。

 

サウザー氏のことはVoicy上でその名前とアイコンが印象的だったのでプログラムを聞いてみました。


するととても面白い!オープニングで「資本主義の世の中をうまくわたっていくためには得点をとり失点を防ぐルールがあります」というようなことを話されるのですが一気に引き込まれました。

 

サウザー氏は「勤め人は決して楽になれない」という資本主義のルールを話します。サウザー氏は若くして勤め人をやめたかったそうです。

 

そしてそのために資本主義の世界のルールを徹底研究したそうです。そして自身の考えが間違っていなかったことを身をもって証明しその内容をVoicyで話してくれます。

 

私がサウザー氏をすごいなと思うのはネット界の中で成功体験を話す人の中でサウザー氏の言葉が最も再現性の高い方法とおもわれるからです。


なぜなら資本主義社会の研究に生涯をささげたマルクスの著書を勤め人から抜け出す方法に昇華させ自ら実証したのがサウザー氏なのです。

 

わたしはサウザー氏のボイスラジオを教科書とし実践して勤め人として生きる人生を軌道修正することを誓ったのでした。