勤め人は豊かになることはできない。転職しても同じです。それはなぜか?

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結論

資本主義のルール

ルール1:資本主義社会は商品の集合である

ルール2:労働者とは労働力以外にお金に換える商品をもたない

ルール3:給料とは労働力を再生産する経費である

Voicyサウザーラジオより

 

30代で会社を去った仲間に劣等感を感じる

 

30代同年代で会社を去る者もいました。こんな会社に未練はない、同業他社のほうがやりがいを持って働けそうなんだと言いました。

 

わたしは彼らが勇気があって正しい選択をしたように思えました。そして会社を出ることを選べなかった自分を恥じる気持ちもありました。

 

そんなことを考えながら過ごしていたある日のことでした。ちょうどその2,3日前のvoicyで知ったサウザーラジオという番組のパーソナリティー、サウザー氏は今まで考えもしなかったことを教えてくれました。

 

勤め人は構造上豊かになることはできない

 

どういうことだろう?


資本家が搾取してるってことだよね。と思い聞いていると、サウザー氏はマルクス資本論からとてつもなく明瞭なメッセージを伝えてくれました。

 

「勤め人をやってたらどの会社に行っても豊かにはなれないんですよ」と、その理由とは。

 

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勤め人が辛い理由は、労働力という商品しか持っていないからだ。資本主義とは、「商品の集合である」。商品の最も基本的な形は労働力だ。労働者は労働力という唯一の商品を給料と交換している(参考「資本主義の世界は商品の集合」)


この言葉は衝撃的でした。ものすごく端的な言葉なのに一点のほころびもなく今の社会にも通用する言葉。一気にこの番組に引き込まれました。


とくに自分は労働力しか商品を持たない労働者なんだという否定できない事実が自分の今後の歩むべき道を絞ってくれたのです。

 

商品を持たない労働者が進むべき道は?


そうだったんだ。今までわたしたち勤め人は仕事でバリューを出すだの課題を解決するだの提案型だの言ってきたが、その実は商品を持たない、いち労働者でした。


事業家に労働力を差し出して給料に変えてもらっていた労働者であることを理解すると会社を辞めて他社に行った仲間において行かれたわけではないと思えました。

 

また、退職勧奨を受けた先輩たちもコストの高い労働力であることは事実でした。
気持ち的には納得はいきませんが事業家からすると今回のリストラも合理的な経営判断だよなあと理解することはできました。


今自分がやるべきことは選ばなかった選択肢を悔やむことでではなく。勤め人として一生を過ごす人生を軌道修正することでした。