「昇進して昇給1500万」を選ばない理由

f:id:napoleongold:20180901205755j:plain

 

結論

 

給料が増えても生活は楽にならない。それは労働力という商品の宿命です。

だからわたしは

自分の商品である「体力と精神力=労働力」を守り、
残った労働力で副業をするという道を選びました。

 

給料が5万増えても楽にならないのはなぜ?

 

給料が5万円増えると生活は楽になるのでしょうか?


NOです。マルクス資本論を解説するサウザー氏によると「勤め人が発揮するべき労働力が増える」だけで、永遠に楽にはならないのです。

 

給料は労働力の再生産コストなのです。
企業家が勤め人に払う給料は「明日も勤め人が元気に健康に会社に来て、労働力 を発揮するための経費にすぎないというのです。

 

50代のおじさんが20代の若手社員より給料が高いのは、家族を養うために服代・食費・家賃が高くなるからです。

 

会社は明日も元気に出社して働いてもらうための労働力再生産コストとして給料を払っているのです。

 

もし、同じ40歳で役職が変わって給料が増えたらそれでも楽にならないのでしょうか?
はい、楽になりません。

 

1000万まで横並び中級管理職で1500万の会社の実際


給与水準に恵まれていた業界で働く私の場合30代中盤で1000万まではほぼ横並び昇給することができます。年収が1000万あるのは恵まれていることは事実ですが満足していたかといえば全くそんなことはありませんでした。

 

理由は2つ。
税金の高さと好まなくても引き上げられる消費水準です。


税金の高さの例として年収1000万と600万では税引き後の手取りは253万しか変わりません。

 

消費水準が引き上げられるとは例えば会社の飲み会があると会費は9,500円です。さらにその飲み会はタクシーが必要になるまで続いたりします。

 

他にも、自分は興味がなくても高いスーツを着ていないと働く意欲が低いとみなされたりします。

 

また興味はなくても周りがいい靴を履いていて自分だけ量販店の靴をはいていることが気になってお金を使ったりしました。

 

出世をするとなおさらです。
出世レースに参加して向上心の高い社員に囲まれるとこの傾向はより顕著になります。
高級管理職へのやる気アピールはさらに重要度を増し、部下と同行したときにはご馳走するご飯のランクで評価されたりします。

 

きっと年収が1500万になっても出世レースに参加すると楽にはならないでしょう。

 

もし他の業種で部長クラスでも1,000万程度という業種で働いているなら絶対にやめたほうがいいと言えます。

 

f:id:napoleongold:20180901210820p:plain

3つの戦略


給料は労働力の再生産コストです。

そこで私は自分の商品である「体力と精神力=労働力」を守り、残った労働力で副業をするという道を選びました。

 

この副業で得たお金は労働力の再生産コストではありません。例えば家賃、食事代、お風呂代などはすでに本業でまかなえているのですから。

 

実現するための働き方の戦略は次の3つです。

 

戦略1:労働力の再生産コストを奪う仕事を避ける

 仕事をさぼるという選択はしません。生活を守る、飢えないための給料を得るために成果は上げます。ただし、労働力の再生産コストを奪う下らないサービス残業や資料作成からは手を引きます。

サービス残業で心をすり減らし飲み屋でお金と体力を浪費してそれを回復するために温泉旅行。こんなの最悪です。

 

戦略2:これを我慢したら出世というワナにはかからない

 消耗しながら意味のない昇給を目指す意味はありません。
やりたくないことをやらない。簡単に幸せになれる方法です。

 

戦略3:時間を優先順位の上にする

副業の一番の敵は時間が取れずに辞めてしまうことだといいます。言い換えると時間さえ確保できれば夢の実現に近づけるのです。会社の飲み会は優先順位の一番下でいいのです。

 

こうしてまもった労働力(体力・精神力)を商品に変え、副業収入の「+α」を手にするのが私の選択した生き方です。

具体的にどんな副業でどう稼いでいるかは後日まとめます